積立投資の成否で重要な要素のひとつ「手数料」

積立投資はできるだけ早くはじめましょう。
若いうちは株式比率を高めに、ゴールが近づいてくる頃には株式比率を抑えて

 
検証しておきましょう。(今回の検証はひとつの例です)

手数料率の高い投資信託は保険商品に負ける?

【図A】
毎年60万円、30年積立投資
投資信託:販売(購入)手数料3.24%、信託報酬1.62%
1~20年:毎年5%、21~30年:毎年2% ⇒ 年平均利回り2.61%

 
前半20年、奇跡的に毎年5%の運用ができたとし、さらに後半10年、安定した毎年2%の運用ができたとします。
この結果、30年で「年平均利回り2.61%」です。
ここに上記”手数料”(アクティブ型想定)を加味して考えてみましょう。
結果、
「年平均利回り0.95%」
となります。
 
ここで疑問がわかないでしょうか。
昨今言われているような「保険で貯蓄をすることが間違っている」という説について、本当にそう言えるのでしょうか?
ことさら保険商品(定額)での貯蓄を否定するほど、投資信託の積立投資が有利だともいえない。

投資信託の手数料は結局リターンを蝕む第一要素になっている

【図B】
毎年60万円、30年積立投資
投資信託:販売(購入)手数料0%、信託報酬0.5%
1~30年:毎年2% ⇒ 年平均利回り1.26%

 
毎年2%の運用ができたとします。
この結果、30年で「年平均利回り1.26%」です。
ここに上記”手数料”(インデックス型想定)を加味して考えてみましょう。
「年平均利回り0.89%」
となります。
図Aのパターンと大差なくなります。
 
ということは、
前半20年の期待リターン「5%」と「2%」における想定リスクが異なってきます。
どういうことかわかりますか?

「早くはじめたほうがいい」は正しくない

投資において、「早くはじめたほうがいい」という説は正しくありません。
それは「貯蓄」です。
貯蓄と投資を混同させています。
どちらかというと、次のようなことを言わないとフェアではないでしょう。
 
投資において、「手数料の高い商品」はリスクを負っている投資家にとっては明らかに不利益になる。
 

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