皆が平均を上回ることは不可能
平均(算術平均)とは、個々の値を足し合わせてその個数で割ったものです。
平均ですので、それよりも「上」と「下」が必ず存在することになります。
少なくとも
半分は平均以下だといえます。
結果において、
皆が平均を上回ることはありません。
皆が平均であることもありません。
もちろん、皆が平均よりも下であることもありません。
皆が平均であることもありません。
もちろん、皆が平均よりも下であることもありません。
平均とは真ん中のことではありません。
真ん中は「中央値」です。
ということは、下半数は中央値以下です。
そして、大切なことは
「最頻値」はどこかということです。
最頻値とは、データ群や確率分布で最も頻繁に出現する値のことです。
これをよくある投資情報に当てはめて考えてみましょう。
平均5%で運用できています。
毎月積み立てで30年間、平均5%で運用できるとこんなにふえています。
このような説明をどう解釈しますか?
最頻値について知りたいとは思いませんか?
つまり、最も起こりやすい可能性についてです。
不確実な投資は、どれほどの確率でそうなるのかをセルサイドは伝えるべきだと考えます。
あなた自身の人生を振り返ってみてください。
学校時代の勉強やクラブ活動、社会人の仕事や趣味などで、
あなたの成績は、常に平均を上回っていましたか?
あなたの成績は、常に上位数%に位置していましたか?
あなたは自信過剰ですか?