分散投資いろいろ
分散投資のやり方はいろいろあります。
よくある分散の方法として、以下の2点があります。
●時間分散(ドル・コスト平均法含む)
リスクを抑えたい人が一時金投資をする場合の考え方
現在、無リスク資産(預貯金等)にまとまった資金がある方が、リスク資産への投資をしてみようと思った場合、どのような方法があるかということですが、次の【1】【2】があります。
全体的にリスク(標準偏差)を抑えたバランスで資産分散をしていく
無リスク資産90%(=高い配分)+リスク商品10%(=許容配分)
といったように無リスク資産の割合をかなり大きくして、所謂リスクを許容できる割合を決めてリスク資産へ
よく「ドル・コスト平均法」を使って、まとまった資金(たとえば1千万円として)を毎月100万円ずつ時間分散で投資していきましょうというものを見かけます(実際のケースでありました。正直トンデモです)が、それはとにかく投資をさせたいというセルサイド理論です。
いかがでしょうか。
まとまった資金での投資については、否定的な見解を示し、ドルコストばかりをすすめる論を見かけませんか?
論者には、【2】の方法論などがないのでしょう。
まず、「リスク(標準偏差)と期待リターン」の仕組みを知り、シャープレシオを確認し、あなた自身の戦略を考えていくことが重要です。
あなたの家計全体でリスクコントロールをしていきましょう!
分散効率の確認
投信Aだけであれば、リスク25%になるが、投資Bも投資Aと同じだけ保有した場合、
リターンは4.5%になり、リスクは16%になります。
投信AとBの相関係数は0.6。
投信Aだけであれば、リスク25%になるが、投資Bも投資Aと同じだけ保有した場合、
リターンは3.9%になり、リスクは13%になります。
投信AとBの相関係数は0.6。
このように、リスクあるもののリスクを抑えながら、リターンを大きくすることを考えていくのです。
投信AとBのように相関の強い組み合わせよりも相関の弱いものの組み合わせを行っていくことでリスクに対して最大のリターン(リターンに対して最小のリスク)が有効フロンティア上に現れてきます。