ブラックエレファント(黒い象)

日経新聞(2020年11月30日)に
「黒い象」向き合う株主 感染症や気候変動のリスク直視
という記事がありました。
下記引用します。

既知のリスクが災いをもたらすことを「ブラックエレファント(黒い象)」と呼ぶ。明白なリスクが無視されている状態を示す「エレファント・イン・ザ・ルーム」という表現と、想定外の危機を意味する「ブラックスワン(黒い白鳥)」をミックスした新語だ。

黒い象とは 明白なリスク放置し被害

いつかは起きるのが明白な問題を放置し、大きな被害が起こってしまう事態を指す。「エレファント(象)」は大きく、見逃しようがないリスクの意味。これに想定外の危機を示す「ブラックスワン(黒い白鳥)」という言葉を掛け合わせてある。 米ジャーナリスト、トーマス・フリードマン氏が2016年の著書「遅刻してくれて、ありがとう」で地球温暖化などの問題を取り上げて「黒い象」だと指摘し、環境団体などの間でよく使われる表現となった。感染症の世界的流行に警鐘を鳴らす声は以前からあったため、新型コロナウイルスの感染拡大も「黒い象」だと見なされており、より広い層に知られる言葉となりつつある。米共和党のミット・ロムニー議員はこの表現を使ってトランプ政権の感染症対策の不十分さを批判した。
問題の根底には資本主義経済の構造がある。利潤を求める民間プレーヤーの自由な活動で成り立っているため、感染症のような投資のリターンが定量化しにくい問題だとコストをかけて対策を講じる誘因が働きにくい。「他の誰かが対策すればいい」というただ乗りの機運が強まり、お見合い状態に陥りやすい。

私たち個人の人生は、一人一人有限です。
どのタイミングで何が起きるかで、その後の人生が大きく変わってしまうこともあります。

人間の行動の特徴でもあるかもしれません。

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気づいたときには遅かった、がないようにしたいものです。

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