平均株価ドルコストからみる積立投資の重要ポイント
- 2020年03月17日
- カテゴリ:お知らせ
積立投資で重要なポイントは何でしょうか?
巷で喧伝されている「口数」でしょうか?
いいえ。
「自分が買い付けてきた平均買付(購入)単価」と「その投資対象の基準価額」との差です。
下のシミュレーションをご覧ください。
アベノミクスがはじまった2013年1月から日経平均株価に毎月積立投資をしていった場合のシミュレーションを作成しました。
青のラインは「日経平均株価」(月末終値)です。
緑のラインは「毎月買い付けた際の平均単価」です。
青のラインと緑の差が「利益」です。
いかがでしょうか?
このシミュレーショングラフには「口数」はありません。
口数がたくさんあっても青のラインが緑のラインを下回った赤の点線丸の状態(2020年3月17日時点)では、口数があればあるほど損失金額が大きくなってしまいます。
積立投資で重要なのは、投資対象の「基準価額」が「平均買付単価」を上回っていることです。
積立投資の口数話で麻痺してはいけません。
また、積立投資でよく強調される話に「複利」があります。
この話もそうです。
複利にはプラス効果だけではなく、マイナス効果もあります。
そのようなことは、「投資!投資!」と煽る人たちから説明されることはありません。
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投資における「複利効果」はうまい話でしか使われていない
シミュレーション期間である2013年1月から2020年3月17日まで、日本株には「日銀の異常なETFマネー」「公的年金マネー」「共済マネー」「郵政マネー」が投入されました。
そして、「確定拠出年金」「NISA」「つみたてNISA」を通じた投資初心者マネーも投入されました。
高い高い下駄を履いた日本株でしたが・・・
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