円高・ドル安(えんだか・どるやす)
円高・ドル安とは
円高とは為替市場の取引における円の対ドル価値の上昇をさします。円を買う動きが強く、円の価値が高まりドルの価値が下がることをいいます。
端的に言えば、買われた通貨が高くなり、売られた通貨が安くなるというのが為替相場です。
つまり、円高とは、他の通貨よりも円がたくさん買われたということです。
円ドル相場を左右する要因は大きく分けて3つあります。
1つ目は経常黒字・赤字の金額。日本の輸出が好調なほど購入代金の支払いのために円が買われ、円高が進行します。
2つめは国内外の金利格差。国内の金利が海外の金利より高ければ高いほど、国内への資金の流入が増加し円が高くなります。
3つめは国内の景気状態。国内の景気が良いと海外からの投資が増加し、それにともなって円の需要が増加し円高が進みます。